死んでるくせに・・・
葬儀が行われた日の夜、
無性に実家に行かなきゃいけないって
気分になり ![]()
息子を連れて慌てて実家に行ってみると
頭の中に次から次へとやるべきことが浮かんできて・・・
気が付いたら私は便器を必死で磨いていた ![]()
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ホントは一番に2Fに置いてあった仏壇を
1Fの祖父の部屋に移動したかったんだけど、
祖父の部屋はまだ全く手をつけていない状態だったので
仏壇を置くスペースがなくて・・・
仕方なくトイレ掃除から始めたわけだけど、
これがまた大変で・・・ ![]()
とにかく臭~い
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祖父は痴呆だったので仕方はないんだけど・・・
しょっちゅうお漏らしをしていたので
便器だけじゃなくて壁も床も消毒する必要があった。
便器もウォシュレット機能がついていたせいで
ヘタに便座の周りに洗剤は使えないし・・・
それでも、綿棒とか持って来てできるかぎり掃除はしたけど、
やっぱり臭いは完全には消えなくて・・・ ![]()
おまけに祖父が便座を強く叩きつけたりしていたせいで
便座にはヒビが入っているし、
“ もうこれ以上キレイにするのは無理 ”
だと母に告げると
母は、
「 便座も割れているし・・・ じゃあもう
便器ごと新しいのに取り替えようか ![]()
でもウォシュレットのない普通のやけどね 」 ![]()
ってことで
トイレの問題はこれで無事解決 ![]()
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トイレ掃除が終わって祖父の部屋に行くと
オシャレだった祖父の衣服が入った衣装ケースが
いくつか無造作に積み上げられていた。
まずは “これ” を何とかしなきゃな・・・
私はリビングのソファに腰掛けていた
祖父(霊体)に聞いてみた。
“ じいちゃん、
もう、じいちゃんの服とかベット
使わないから捨ててもいい? ”
すると祖父からすぐにOKサインが返ってきた ![]()
私は、母と息子に手伝ってもらって
祖父のベットと衣装ケースを全て部屋から運び出した。
そして掃除機をかけて・・・
時計を見るともう10時を過ぎていたので、
(気分的にはまだ続けたかったけど)
心臓が悪い祖母を早く休ませてあげなきゃ・・・
と思ったので、その日は帰ることにした。
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次の日も疲れてるのにやっぱり朝早くに目が覚めて・・・
まだ意識はモウロウとしている状態なのにもう頭の中では
その日、実家でやるべき事が順番に浮かんでくる。
なんかオカシイな・・・
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なんで毎日毎日、私って実家の掃除に
通ってるんやろう・・・ ![]()
まだ自分の家の掃除も途中やのに・・・
ふと、そんなことを思っている自分に気付いて
あれ? これってもしかして・・・
守護霊さんに尋ねてみると、やっぱり
私が思っていたとおりの返事が返ってきた。
そっか・・・ やっぱり・・・
“ じいちゃん ”の仕業だったか・・・
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しばらく祖父と交信していると、祖父はその
理由を説明し始めた。
祖父はできるだけ早いうちに家を掃除し
キレイにして仏壇を1Fに移動させて
親戚の人たちに、どんどん御参りに
来てもらいたかったと・・・
そして、
“ なんで私に掃除させたの? ”
と聞くと、ある映像が浮かんできた。
それは私がまだ実家で同居していたとき、
妊娠中だった私はマメに水周りの掃除をしていて
特に風呂場とトイレをピカピカに磨いたのを
祖父はとても喜んでくれて・・・
それ以来、祖父は私が掃除が得意だと、勝手に
思い込んでいたみたいなのです。 ![]()
まぁ、もう祖父は身体がないから自分じゃできないし、
あったとしても、どうせ自分じゃしなかっただろうから
私を頼りにしたっていいんだけど・・・(笑)
それにしたって・・・ じいさんめ・・・
死んでるくせに・・・ちょっと
孫をコキ使いすぎだっていうの~ ![]()
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でも、祖父の “みんなに来てもらいたい”
という気持ちを知ると、やらないわけにもいかなくて
その日も結局、行ったけど・・・![]()
あとで簡単に引き受けてしまった自分と、
このじいさんのことを恨むことになったわ
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つづく・・・



